仁科くん、君ってやつは


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君が誰を好きなのか、とか、

俺のことをどう思ってるのか、とか。



ちゃんと知ってる。

分かってる。




でも、だからって、

俺は今さら止まる気はないし、


絶対アイツのところなんかには行かせない。





君が傷つくって分かってて、


その手を離すことができるほど、


俺はバカじゃない。





嫌われたっていい。


睨まれたっていい。


泣かれたっていい。





でも、

君が、



アイツのせいで傷つくのだけはごめんなんだ。






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