ふたりの彼女と、この出来事。
(新版)
【夏】
オープンカフェ
ゴールデンウィークが過ぎ梅雨が明け、ようやく迎えた、夏。
夏休みに入って学生の数が減って、ミライと触れ合う機会が少なくなって、僕は少しホッとしてる。
広海君はと言えば、相変わらず彼と仲直りしたりケンカしたりとすったもんだあったみたいで、
そんな広海君からのメールで、みんなで映画を見ようって事になった、7月の海の日。
真夏の太陽がまぶしく輝く中、待ち合わせ場所のオープンカフェにやって来たミライと僕。
「ちょっと早かったかな」
カウンターでアイスコーヒーを注文して、それを手に外のパラソルの下のテーブルにミライと座る。
(こういうのやってみたかったんだよな)
オープンカフェで佇むふたりってヤツを。
「タカシ、ここだと暑くない?」
と手で扇ぎながら聞いてくるミライ。
「うんまあ、外だからね。暑かったら重ねて着てるの脱いだら?」
「うん」
ミライが頷いて七分袖のジャケットを脱いで、肌も露わな肩紐の細いキャミ姿になった。
(おお…)
鎖骨に掛かるチラリと見えるブラの肩紐、グッと強調された胸の谷間を思わず凝視。
「ヤダ、どこ見てるのぉ~」
胸元に手を当てながら照れてるミライ。
いやゴメン、そんなつもりは無かったんだけど。
「んもう。フフ」
フクれて笑ってみせてる。
(うーん、カワイイじゃないか)
夏休みに入って学生の数が減って、ミライと触れ合う機会が少なくなって、僕は少しホッとしてる。
広海君はと言えば、相変わらず彼と仲直りしたりケンカしたりとすったもんだあったみたいで、
そんな広海君からのメールで、みんなで映画を見ようって事になった、7月の海の日。
真夏の太陽がまぶしく輝く中、待ち合わせ場所のオープンカフェにやって来たミライと僕。
「ちょっと早かったかな」
カウンターでアイスコーヒーを注文して、それを手に外のパラソルの下のテーブルにミライと座る。
(こういうのやってみたかったんだよな)
オープンカフェで佇むふたりってヤツを。
「タカシ、ここだと暑くない?」
と手で扇ぎながら聞いてくるミライ。
「うんまあ、外だからね。暑かったら重ねて着てるの脱いだら?」
「うん」
ミライが頷いて七分袖のジャケットを脱いで、肌も露わな肩紐の細いキャミ姿になった。
(おお…)
鎖骨に掛かるチラリと見えるブラの肩紐、グッと強調された胸の谷間を思わず凝視。
「ヤダ、どこ見てるのぉ~」
胸元に手を当てながら照れてるミライ。
いやゴメン、そんなつもりは無かったんだけど。
「んもう。フフ」
フクれて笑ってみせてる。
(うーん、カワイイじゃないか)