ふたりの彼女と、この出来事。
(新版)
夜。
ソファに座ってテレビを見る。
横にはミライが並んで座ってる。
(ロボットと並んで座ってるんだよな…)
ヘンな気分。
「ねえ、私アイロンを掛けてみたい」
と、突然ミライが振り向いてきた。
「えっ、アイロンを?出来るのか?」
「うん。見てたから」
ニッコリ笑顔のミライ。
(見てたからって…)
まあちょっと心配だけど、一度やらせてみようか。
「じゃあお願いするよ」
「うん」
頷いたミライが、アイロンをコンセントに差し込んでワイシャツをアイロン台に宛がい、アイロンが温まるのを待って、僕がやるのと全く同じ手順でアイロンを掛け始めた。
「…やるもんだね」
「フフッ」
微笑んでアイロンを掛け続けるミライ。
アイロンを滑らせる音とスチームの噴き出すシューッという音が部屋に響く。
その音を聞きながらテレビを見つめる。
(…いいかもな、こんな生活も)
パジャマ姿でアイロンを掛けるミライの横で、テレビを静かに眺めて過ごした。
ソファに座ってテレビを見る。
横にはミライが並んで座ってる。
(ロボットと並んで座ってるんだよな…)
ヘンな気分。
「ねえ、私アイロンを掛けてみたい」
と、突然ミライが振り向いてきた。
「えっ、アイロンを?出来るのか?」
「うん。見てたから」
ニッコリ笑顔のミライ。
(見てたからって…)
まあちょっと心配だけど、一度やらせてみようか。
「じゃあお願いするよ」
「うん」
頷いたミライが、アイロンをコンセントに差し込んでワイシャツをアイロン台に宛がい、アイロンが温まるのを待って、僕がやるのと全く同じ手順でアイロンを掛け始めた。
「…やるもんだね」
「フフッ」
微笑んでアイロンを掛け続けるミライ。
アイロンを滑らせる音とスチームの噴き出すシューッという音が部屋に響く。
その音を聞きながらテレビを見つめる。
(…いいかもな、こんな生活も)
パジャマ姿でアイロンを掛けるミライの横で、テレビを静かに眺めて過ごした。