私だけの天使
「ちょっと、オマエの魅力解ってきた」

「ね、魅力たっぷりでしょう」

「俺、受験控えててあまり出かけたりとかできないけど、いいか」

「いいよ」

「女とどうやって接していいか解らないけど、いいか」

「いいよ。先輩ならどんな先輩でもいいよ」
ふと見ると、先輩は真っ赤になっている。

「先輩、好き。好き好き。解る?」

「解るから……連発はやめろ」

「先輩も好きって言って」
< 29 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop