私だけの天使
夏も終わり、段々と日が短くなってきた。
はぁ、と美佐枝がまた大きく嘆息する。
「さやか……。あのね、橘先輩はモテるけど女嫌いで有名なの。彼女いたって話もないし。告白された数は2ケタとか。そんなことも知らないで告白したのね」
「知らない。何で女嫌い? ホモ? 私そういうことに関しては別に偏見なんてないよ。バイだったら私でも彼女になれる可能性だってないわけじゃないし」
「さやか……。好きなのにいきなりの喧嘩してたじゃん? 何それ」
「だって、オマエ誰とかブスとか、言葉悪い。まあ自己紹介しなかった私も悪いけど、ブスはないじゃない、ブスは。ちょっとそばかすあるけどさあ、アバタもえくぼっていうじゃない」
はぁ、と美佐枝がまた大きく嘆息する。
「さやか……。あのね、橘先輩はモテるけど女嫌いで有名なの。彼女いたって話もないし。告白された数は2ケタとか。そんなことも知らないで告白したのね」
「知らない。何で女嫌い? ホモ? 私そういうことに関しては別に偏見なんてないよ。バイだったら私でも彼女になれる可能性だってないわけじゃないし」
「さやか……。好きなのにいきなりの喧嘩してたじゃん? 何それ」
「だって、オマエ誰とかブスとか、言葉悪い。まあ自己紹介しなかった私も悪いけど、ブスはないじゃない、ブスは。ちょっとそばかすあるけどさあ、アバタもえくぼっていうじゃない」