私だけの天使
やっぱりこれは恋だわっ
☆≡☆≡☆≡☆≡☆≡☆≡☆≡☆≡☆≡☆≡☆

会いたい、会いたいのを昼休みまで我慢して、そして4時限目終業のチャイムと共に、
私は教室を飛び出した。

向かうは3年生の教室だ。

5クラスあるうち、歩けば橘先輩のクラスに当たるだろうと思っていた。

まず1クラス目で“橘先輩いますかぁ!?”と声を上げたら、先輩方はぎょっとしていた。

すぐそこにいた男の先輩が”橘明樹なら3組だけど……“と教えてくれたので、2組は飛ばしてそちらのクラスへ入った。
< 9 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop