~白の恋人~

「澪、ありがとな。」

龍が澪をギュッと抱き締める。

「ふふっ。どういたしまして!」
「澪」

龍がそっと口付ける。
それは段々と深くなっていく。

「ん・・・はぁ・・・。」

そして、唇が離れたと思ったら、龍の手が澪の背中と膝の裏にまわされて。
澪はあっという間に抱きかかえられていた。

「え!?」
「飯のお礼しよーと思って。」

そう言ってニヤリと笑った龍は寝室に行き、澪をベッドに降ろして、その上に覆いかぶさる。
シュルっとネクタイを緩める仕草にドキッとする。
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