~白の恋人~
澪が作った朝ごはんと、龍が入れたコーヒーとカフェオレを並べ、テーブルを囲む。
「今日はアイツらの番だな。」
「華は知らないんだよね?」
「おう。」
「ふふっ。私達も一番にお祝いしてあげようね!」
「そうだな。」
今日は、大切な相棒が幸せになる。
出勤して、何も知らない華は、無邪気に笑っている。
心無しか、竜也はソワソワしている様にも見える。
「澪ちゃん!昨日は遅かったから、ケーキだけだったけど、今度ちゃんとお祝いさせてね!パーティしようね!」
「ふふっ。ありがとう。華。」
「大切な人の幸せってこんなに嬉しいんだね!」
(・・・今日は華が幸せになる番だよ。)