~白の恋人~

夕方、駐車場へと向かう。
並んで歩く龍と澪。


スッ

「!!」
「今日だけだからな。」

ぶっきらぼうに、顔を背けて言った龍の手は、澪の手を握っていた。

「・・・ふふっ。龍。」
「ん?」
「大好き。」
「知ってる。」
「あはは!そこは言ってくれないんだ!?」

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