~白の恋人~

「・・・君が澪の男か?」

道場に腕を組んで立っている澪の祖父。


「・・・私の父だ。澪のことを溺愛している。
・・・1番の強敵だ。ラスボスだと思え。」

コソッと耳打ちする澪の父。


「・・・はい。突然お邪魔して申し訳ありません。今日は、澪さんとのお付き合いと、同棲のお許しを頂きに来ました。」

「ふんっ。お前ごときに澪を守れるか。」
「いや、父さん。澪を危険な目から守ってくれたのが龍くんなんだよ。」

「・・・・・・。お前、腕は立つのか。」

「はい、澪さんを守れるくらいの腕はあると思っております。」

「お前、ワシの弟子を倒してみろ。」
「・・・はい。」

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