【短編小説】高校生昇華物語
しかし、そんな私の思いは普通に杞憂に終わった。
「うぉぅら! 朝だぞ! 起きろ!」
「…ん……今日日曜日じゃん…それにまだ5時だし…」
「ああん? もう5時だぞ! さっさと着替えろ! 強くなりてーんだろ! 鍛えてやんよ!」
「ええ…」
着替えてリビングへ行くと、エプロン姿の式錢くんがいた。
朝食を作ってくれていたらしい。
意外と家庭的な子だ。
なんというか、低身長童顔ショタのガラの悪い美少年のエプロン姿は朝から色々と神経にきた。
目に毒である。
そして食卓に並ぶ普通に美味しそうな朝食の品々。
本当に意外だ。
ガタッ
「?」
「朝飯食い終わったらこれ飲めよ!」
「…!?」
なんですか、この世の物とは思えないおぞましい液体は。
「式錢スペシャルだ。なんか身体に良さそうな物とか色々ぶっこんで混ぜた」
てきとーだな! おい!
(いやいや)飲んだがやはり酷い味だった。
吐きそうになるくらい不味いのに、吐くほど不味くない絶妙に最悪な不味さだった。
「ぅぉェ…」
朝から色々と最悪だった。
「うぉぅら! 朝だぞ! 起きろ!」
「…ん……今日日曜日じゃん…それにまだ5時だし…」
「ああん? もう5時だぞ! さっさと着替えろ! 強くなりてーんだろ! 鍛えてやんよ!」
「ええ…」
着替えてリビングへ行くと、エプロン姿の式錢くんがいた。
朝食を作ってくれていたらしい。
意外と家庭的な子だ。
なんというか、低身長童顔ショタのガラの悪い美少年のエプロン姿は朝から色々と神経にきた。
目に毒である。
そして食卓に並ぶ普通に美味しそうな朝食の品々。
本当に意外だ。
ガタッ
「?」
「朝飯食い終わったらこれ飲めよ!」
「…!?」
なんですか、この世の物とは思えないおぞましい液体は。
「式錢スペシャルだ。なんか身体に良さそうな物とか色々ぶっこんで混ぜた」
てきとーだな! おい!
(いやいや)飲んだがやはり酷い味だった。
吐きそうになるくらい不味いのに、吐くほど不味くない絶妙に最悪な不味さだった。
「ぅぉェ…」
朝から色々と最悪だった。