【短編小説】高校生昇華物語
式錢くんとの日々──2日目。


今日は学校があるため、朝練と放課後のみである。

朝っぱらからスパルタな式錢くんからスパルタな鍛練をされる私。

時々「私は何をしているんだ?」と思ってしまうこともあったが2日目以降も頑張った。

当然、登下校も式錢くんと行動を共にする。



式錢くんとの日々──5日目。


学校で──

「ねえねえ、相沢さんっていつも一緒に登下校してる男子いるよね? あの子、彼氏?」

「…」

同級生に久々に話しかけられたと思ったら……

うーむ…みんなにはそう見えているのかな?

いや、違うけども。

「…んー……師匠?」

「師匠?!」


かなり驚かれたが特に追究もされなかったので、それ以上は何も言わなかった。

あとはまあ想像に任せることにしよう。
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