【短編小説】高校生昇華物語
「おい、さっきの野郎はどうしたんだよ? ぶん殴ってたけどいいんか?」

「私のことをナンパしてきてさらにはセクハラしてきた奴だからいいんだよ」

「へえ、ナンパねえ。ナンパされそうな顔でもセクハラされそうな顔でもねーのにな」

「やかましいわ。自分だって童顔低身長の癖に…」

「五月蝿え。…ちょっとは変われたんだな」

「んんん? 何」

「…なんでもねえよ!前よりはお前、マシになったんじゃねーのっつーこと」

「ふぅん」

「まあ、R18小説にならなくてよかったじゃねーか」

「…」



聞いてたのかよ。

全く、この男は。
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