【短編小説】高校生昇華物語
鏡音亜夢──カガミネアム、私の名前だ。
そして、相沢ちゃんは誤解しているようだけれど、私は男だ。
長髪でピンク寄りの赤毛、顔も中性的で女と間違われることはよくあることだ。
式錢桃哉とは、知り合いである。
もう、10年は会っていない。
会いたいとも思わないが。
勿論あいつは私のことを知っているし、会話だってしたことはある。
しかしあいつとはあまり気が合いそうもない。
あいつの過激な思考は平和主義の私からすると聴いているだけでうんざりする。
相沢は式錢のことを美少年と言っていた。
あながち間違いではないのだが、美女とよく間違われる私の身からすると気分的には羨ましいとかそういう類いの感情も少なからず湧く。
いつもあいつは私の高身長を羨ましがるが、私から身長を抜けば外見的な男要素が完全になくなってしまう。
それが目の前にいる男とくれば、真顔で大盛り餡蜜なんか頬張っているのだから尚更だ。
そして、相沢ちゃんは誤解しているようだけれど、私は男だ。
長髪でピンク寄りの赤毛、顔も中性的で女と間違われることはよくあることだ。
式錢桃哉とは、知り合いである。
もう、10年は会っていない。
会いたいとも思わないが。
勿論あいつは私のことを知っているし、会話だってしたことはある。
しかしあいつとはあまり気が合いそうもない。
あいつの過激な思考は平和主義の私からすると聴いているだけでうんざりする。
相沢は式錢のことを美少年と言っていた。
あながち間違いではないのだが、美女とよく間違われる私の身からすると気分的には羨ましいとかそういう類いの感情も少なからず湧く。
いつもあいつは私の高身長を羨ましがるが、私から身長を抜けば外見的な男要素が完全になくなってしまう。
それが目の前にいる男とくれば、真顔で大盛り餡蜜なんか頬張っているのだから尚更だ。