* KING+1 *
仕事終わりに 圭さんと一緒にデパートに来ていた。
「もぅ、もっと早くに杏は私のアパートに来るべきだったのに…嫌だわ。」
圭さんが何故か 怒っている。
「いやいや、あのパリに降りたった地点で、強引かつ先輩の超絶俺様行動で、私は拉致られてた訳で…。」
「そうよねぇ 凱人初めから日本からの杏の荷物を自分のアパートに搬入するとか あざといのよ。
まぁ、あんなにSkypeしろしろって言いながら おとなしかったのは、環境整えるのに 忙しかったせいね…」
そうなのだ…パリではてっきり恋人に昇格か──と期待した途端、いつもと同じ扱いに戻るとか…どんだけ飴と鞭なの?
「あの男、みんなを煽るのだけは天然とか全く厄介なんだわ。それで こっちは振り回されてばかり…今日は凱人を肴に飲んで盛り上がりましょうね。」
圭さんは パリに来た記念よと 可愛い部屋着を私にプレゼントしてくれた。私が好きな モコモコの女子っぽいキュートな服。着るだけで テンションが上がりそうだ。
ご飯は圭さんの馴染みのビストロに行き 味も雰囲気も素敵な店に大満足で、フランスで何年か仕事をしていただけあると思った。
「もぅ、もっと早くに杏は私のアパートに来るべきだったのに…嫌だわ。」
圭さんが何故か 怒っている。
「いやいや、あのパリに降りたった地点で、強引かつ先輩の超絶俺様行動で、私は拉致られてた訳で…。」
「そうよねぇ 凱人初めから日本からの杏の荷物を自分のアパートに搬入するとか あざといのよ。
まぁ、あんなにSkypeしろしろって言いながら おとなしかったのは、環境整えるのに 忙しかったせいね…」
そうなのだ…パリではてっきり恋人に昇格か──と期待した途端、いつもと同じ扱いに戻るとか…どんだけ飴と鞭なの?
「あの男、みんなを煽るのだけは天然とか全く厄介なんだわ。それで こっちは振り回されてばかり…今日は凱人を肴に飲んで盛り上がりましょうね。」
圭さんは パリに来た記念よと 可愛い部屋着を私にプレゼントしてくれた。私が好きな モコモコの女子っぽいキュートな服。着るだけで テンションが上がりそうだ。
ご飯は圭さんの馴染みのビストロに行き 味も雰囲気も素敵な店に大満足で、フランスで何年か仕事をしていただけあると思った。