* KING+1 *
圭さんのアパートは スゴくお洒落だった。元々ベッドやチェストの家具は アパートに付いていた備え付けらしいけど アンティーク調で圭さんの雰囲気にスゴくマッチしている。



窓からはエッフェル塔も見え この窓から見える夜景は絵画の様に綺麗で…


「杏、あなたもシャワー浴びて来たら?」


振り向くと 上半身裸のすらりとした美形が佇んでいる。照明が少し落とされていて これ今リアルなの?と思う程 幻想的な感じでぼんやりしそうになる。
ハッとして 慌てて窓を見ながら答える。


「///はい、お借りしますね。それにしても圭さんのアパートって 美を限りなく求めた究極のアートって感じで素敵な空間ですよね。」


「流石杏 わかる?私の美への追求はピュアなあなたなら 理解出来るんじゃないかしら?」


う~ん。私はピュアではないけれど…


「圭さんの世界が ずっと曇らない世界だといいと思います。それは 私もそうなりたいんで…」


「ほら早くシャワーして来なさいよ…もぅこの子は私を困らせてばかりね…。」


困らせる?
ちょっと訳がわからないけど、妖艶な空気がプンプンとする部屋は危険だと思い バスルームに逃げ込んだのであった…



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