* KING+1 *
「もう、安ちゃん。私は寂しい。ずっと連絡待ってたんだよ。」


「ごめんね。パリでの生活についていくのに必死で、帰って バタンの毎日なんだよ。」


柚ちゃんとお昼になったから、エレベーターに乗り、外にランチに向かう。


「久しぶりに日本語を沢山話せるって、開放間がたまらないよ!」


「もう、安ちゃん面白過ぎる…。しかも可愛いし…私ドキドキが止まらないよ。さっきは咲本さんに 拐われてたし。もう、隣で何してたの?」


「え~只の挨拶だよ。あの人変わってるよね?行動が訳わからないし。困る…。」


「それって口説かれてるけど、本人わかってないってやつじゃあ?可哀想な咲本さん…。安ちゃん相変わらずモテモテだぁ。いいなぁ///」


「そうかな?私は1人だけにモテればいいのになぁ。」



「それ、俺の事かな?」



「あ~、竜野君だ。お久しぶり!」



「プッ。軽く流されてるとか、可哀想なタッキー…」


「柚っち。俺にだけ聞こえるように言うのやめて…。杏果は強敵なんだからな。」



二人で杏果の話をしているというのに、3人で話せる事が楽しくて仕方がないのであった。




< 60 / 96 >

この作品をシェア

pagetop