ひみつ日記
ということで、私の塾に入る原因を知っていただけただろうか



また本題に戻ります


~1月後半~



今日は塾の体験の日


どきどき


ちょっと緊張


「こんにちはー!」


母と一緒に塾の入り口をくぐる


「こんにちは」


にこにこしながら声をかけてくれたのは

年配の室長っぽい人


「ああ、今日体験なさる真島さんですね」


「よろしくお願いしますー」


よそ行きの声の母


誰が教えてくれるのかなぁっと半分わくわく、半分緊張しながら待っていると、若い男の先生がやってきた


「こんにちは。今日はよろしくね。今日担当する皿田です。」


優しそう


ひとまず安心


「よろしくお願いします!」


「里菜ちゃんは部活どこ?」


「茶道部です」


「へぇー!珍しいねぇ」


「よく言われます笑 でもお菓子美味しいですから」


「あはは」


なんとなく会話が弾む


そのほかにもピアノの話とか話したあと、

テストみたいなものを受ける


緊張はしたけど、まあまあ解けた



出来上がった回答を見て、先生は目をまるくしていた


「けっこー出来るんだね。ちょっと安心したよ笑」


しっつれいな!どんだけバカだと思われてるんだろうと
少し惨めな気分を味わった


「ふふふふーふふ…」


作り笑い


ともかく、最初はどうなることやらと心配していたが

明るく打ち解けられたし、まあ大丈夫かなとひと安心


全体的な感想は、はっきりものを言うものの、

なんだかなつきたくなるような、そんな感じの先生だった

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