999の薔薇
そんなことを思いながら階段を降りようとしていると、八神君は沈黙を破った。


「同じクラスだから知ってると思うけど、八神 竜輝。今日からよろしく。」


あ、そっか。話したことなかったから自己紹介もまだだった。


「姫宮 陽菜です。こちらこそ今日からよろしく!」


お互いの自己紹介が終わると少し照れくさくなり2人で顔を見合わせて笑ってしまった。


八神君との同居、嫌じゃないな。なんて思ったのは私だけの秘密。
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