999の薔薇
「ちょっと考えさせてくれ」


「明日の朝までには決めろよ。同居の話はお前次第だ。」



「わかった。」


そう言って俺は一旦、自分の部屋に戻った。



同居する相手が陽菜って…しかも高校卒業までって俺、大丈夫かよ。



そんなことを思いながら俺は机に飾ってある写真に目を移した。


その写真は、俺と陽菜の小さい頃のだ。
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