999の薔薇
あ、陽菜が約束を覚えてくれてる…


陽菜が俺を覚えててくれてるんだ。

その時の俺は夢と現実の区別がついてなかった。


夢なら覚めないでくれって思っていた時、消えそうな声が聞こえた。



「竜くん」

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