イケメンな俺様
それから、この四人は、遊園地をほぼ半分歩き回った。
グダグダだった桃代だったが、テンションが無駄に高い隼人のせいで色んな場所へ皆が連れ回されていた。
もう、夕日があと少しで沈みそうな時だった。
「グッパで二人に分かれて行動しないか?」
桃代の方を見ながら隼人が言った。
桃代は縦に首を振ると皆でグッパした。
桃代は何とかパーを出した。
なぜなら、
隼人が夜遅くまでに頑張って考えた作戦の内だったから。
「よし!じゃあ決まりだな!
俺と桃代ちゃん!
和馬と花梨ちゃんだな!」
隼人も桃代同様パーを出していた。
これは、和馬と花梨をくっつけさせるため…
桃代は何度も自分に言い聞かせた。