イケメンな俺様



「あっ!」



誰もいない静まり返った廊下に




「重い…。」



段ボールを一個重そうに抱えながら

ちょうど隼人の方に歩いてくる桃代の姿が目に入った。





「やっときたー…。」




一時間この場所で待機していたなんて


心から褒めたい気分になってしまいますね




桃代の足音がどんどん近付いてくるにつれ





ドキドキと隼人の心臓は音を鳴らす。








そして



桃代の足音が真横まで聞こえた時だった。






「きゃあ!」


「うわっ!」




体が勝手に前に出てしまい普通にあるいていた桃代を驚かす形になってしまった。
< 160 / 219 >

この作品をシェア

pagetop