イケメンな俺様
桃代の目は泳ぎ状態で
あわあわしながら
口をパクパク動かしていた。
もう、今にも互いの唇が触れそうな状態だったため
桃代は身動き一つもとれなかった。
そんな桃代を見て
隼人はおもしろそうに
どんどん桃代に顔を近づける。
近づかせるにつれ
桃代の顔が荒れていき
ますますおもしろくなる隼人。
どうやら悪知恵ONになるのとついでに
Sに目覚めるらしい。
「まぢ、かわいい…」
そう小さく呟いたかと思うと
隼人は桃代の頬に
キスをしてしまった。
「!!!!」
一瞬にして桃代の顔が赤くなったかと思うと
隼人の唇が触れた頬に手をあてて
騒ぎだした。
「ちょ、ちょっ!ち…ちょっ…」
明らかに動揺しまくる桃代を
隼人は黙って見なかった。