イケメンな俺様
うそ〜〜〜〜〜!!!
心の中で叫ぶ桃代に気付いた中村は、一旦隼人に向けていた目を、桃代に向けてきた。
「おぉ〜〜来た来た!こっちだ三村!」
中村はそう言いながら、桃代を自分の所に来る様手招きする。
それを見ながら、渋々重い足を動かせながら中村の所まで歩く桃代。
桃代に気付いた隼人も、中村に向けていた目をテンションが低くなった桃代に向け直す。
「よし!まずはだな」
先生の中で一番嫌いな中村の前まで来た桃代。
そして
隣には男子の中で一番嫌いな隼人。
そんな中で、桃代の顔が明るい訳がない。
桃代の周りにはブルーなオーラが漂っており、
今にも倒れそうな顔つきをしていた。
「まずは、坂本からだな!」
そう言うと、中村は話し始めた。