イケメンな俺様



それから、隼人同様桃代も叱られたついでにネックレスを返してもらえた。





この時の中村は早く帰りたかったのか、あまり長くは説教をしなかった。




「「失礼しました」」


げっ!




桃代は嫌な顔をして隣に立っている隼人を見た。





声がかぶった事に、どうやら嫌気がさしたらしい。







桃代は、一秒でも早く隼人と近くにいたくなかったから、職員室前のドアで隼人が先に去っていくのをずっと待とうとしていた。





それなのに





隼人はなかなかその場から動こうとしなかった。







な……なんで〜〜!!!!
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