イケメンな俺様
「なぁ〜〜んだっ!」
花梨がいきなり大声で叫び出したので、桃代は、びっくりしてしまった。
「私、てっきり隼人様が桃代の事特別扱いしてるのかと思ったよー」
安心したのか、花梨は、崩れる様にして机に座り込んだ。
すると、花梨に続き、周りにいた女子もホッとため息を尽きながらざわざわと自分達の席へと座りに行った。
「はぁ〜〜〜」
桃代は周りに気付かれない様に、深くため息をつく。
それを、隣で見ていた夏樹は笑っていた。
「てか!桃代に好きな人がいたなんて知らなかった〜!!で、どんな人なの?」
開き直っ花梨は、体を桃代に寄せながら聞いてきた。
答えに困った桃代は、秘密とだけ言っておいて、余計な事は言わなかった。
「ケチー!!」
頬を膨らませながら桃代を睨み付ける花梨を
桃代はあえて触れなかった。
それより、桃代は隼人のあの行動に怒り爆発だった。
顔は怒りで真っ赤になっていた。
「あんにゃろー!!」
桃代は、手を強くにぎりしめながら、そう小さく呟いた。