イケメンな俺様
「お前、今日もモテモテだな。」
そう言いながら隼人の前までやってきた友達の村田 和馬。
「まぁーなっ!!」
そう和馬に返すと、隼人は自分の席がある窓際の後まで歩いた。
「いーよなぁ〜、隼人はかっこよくてさ…」
そう言いながら、隼人の隣の席に座る和馬。
「?、どしたんだ?」
鞄から取り出したガムを自分の口に入れながら和馬に聞いた。
「…いや、別に
てか、俺にもガムをくれ!」
「はいはい」
めんどくさそうにガムを和馬の手におく。
モテる俺はツライゼー…
なぁ〜んて思っている隼人は知らなかった。
自分を拒否っている
一人の女子の存在を…。