地味子な私と地味男な俺



ドンッ



っ、いったぁ……




顔を上げると私をいじめてる金崎まり(かなさきまり)がいた。




「あんたさぁ、地味子のくせに何授業寝てんの?」




あぁ、めんどいの来た。




『え?眠いから寝てたんですけど?授業って寝ちゃいけないんですか?』




なに間抜けな顔してんの??笑笑




私の演技を見てなさいよ。





「な、何なの!私に逆らうとどうなるか分かってんの?」




どーせ、いじめるんでしょ?



心が弱いやつは自分よりも下の人をいじめて満足する。




『ふふっ』




「何笑ってんだよ!きもい。もういい、どうなるか見ときなさいよ。」




きもいとか自分がよく分かってますよ。




だけど、あなたたちよりもキモくないと思いますけどぉ?




『見ません。』




「はぁ?うざっ。」



そう言ってみんなのとこへ帰っていった。




あ、行かないとだ。



私は席を静かに立った。

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