kioku
柚の朝は忙しい。
寝起きの悪い兄2人を起こし、朝食を作り始めなければならない。
すでに仕事についてる兄にはなるべくしっかりした食事を作ってあげたい。
だからこそ早起きは絶対である。
(朝から丼はさすがに重いよね)
まあ、少し面倒臭がりなとこもあるが。
柚が一品、二品とおかずを作りあげていると京と利都がリビングにきた。
「おはよ~柚、今日も可愛いね」
「おはよう。利都にい今日もうざいね」
「ひどいよ~」
(少し思い切り叩き過ぎちゃったかな?)
まだ頬が赤い2人。
だが明らかに利都の頬は真っ赤になっていた。