kioku
3人は3LDKのマンションに暮らしている。
そして両親はいない。
京と利都は血がつながっているが柚のみ血は繋がっていない。
どんな経由で京と利都と出会い暮らしていくことになったのかは京も利都も教えてくれことはなかった。
柚も深くは聞こうとは思わなかった。
だが柚には1つ気がかりなことがある。
「柚、」
「なーに?」
「告白してきた男はいるか?」
そう、この兄2人は、
とんでもなく妹を溺愛する。
「い、いや、いないよ」
「え?何今の言い方。気になる。いつの?だれ?何年生の奴?」
「利都にい黙って」
「・・・・・・・・いるのか?」
「いないよ!てか毎日毎朝同じこと聞いてこないでよ」