火星人の私と。
たくさんの植物が植わっているこの高校。桜がたくさん咲いている中庭を通り、体育館を目指す。学校説明会の時は中庭を通ることが無かったため、知らなかった。植物が大好きな私にとっては、すごく好きな場所になりそうだ。
体育館に着き、席に着く。ひやりとするパイプ椅子は、少し緊張している乃愛にとって、心地よい冷たさだった。
入学式が予定通りに進められていく。眠気に襲われていた乃愛は、軽い伸びをした。首を回している途中で視線を感じその方向を見ると、月島先生がこちらを見て口をパクパクさせながら何かを伝えようとしている。首をかしげると、前を指差した。
「すみません。」
と、私も口をパクパクさせて伝えると、微笑まれた。注意はされたけど、笑顔が素敵だなと思った。先生にそんなことを思うのは失礼かなとも思ったが、思ってしまったものは仕方がない。乃愛は、真っ直ぐに前を見て入学式が滞りなく終わることを待った。
体育館に着き、席に着く。ひやりとするパイプ椅子は、少し緊張している乃愛にとって、心地よい冷たさだった。
入学式が予定通りに進められていく。眠気に襲われていた乃愛は、軽い伸びをした。首を回している途中で視線を感じその方向を見ると、月島先生がこちらを見て口をパクパクさせながら何かを伝えようとしている。首をかしげると、前を指差した。
「すみません。」
と、私も口をパクパクさせて伝えると、微笑まれた。注意はされたけど、笑顔が素敵だなと思った。先生にそんなことを思うのは失礼かなとも思ったが、思ってしまったものは仕方がない。乃愛は、真っ直ぐに前を見て入学式が滞りなく終わることを待った。