火星人の私と。
入学式を無事終え、教室に向かう。少し疲れた乃愛は、とぼとぼと歩いていた。
「乃愛、大丈夫か?みんなより遅れてるぞ?」
月島先生に声をかけられ周りを見てみると、乃愛の周りにいたクラスメートたちはいなくなっており、後ろを歩いていた先生達に追い付かれてしまった。
「まあいい。ゆっくり行こう。」
「すみません。ありがとうございます。」
「どうした?調子悪いのか?」
「いえ、大丈夫です。」
「そうか、なら教室行くぞ。」
何か、嫌な感じがしていた。何かとはわからないけど、すごく嫌な感じ。ドキドキする。何なんだろう…そんなことを考えながら歩いていると、教室に着いた。
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