Happy?~結婚生活は甘くて危険がいっぱいです~
1・どん底での結婚
焼け焦げたアパートを目の前にしたわたしは、全くと言っていいほどに状況が理解できなかった。
ただわかるのは周りには消防車が止まっていて、現場検証のために防火服を着た消防官たちが中を出入りしていると言うことだけである。
立ち入り禁止と書かれているロープの前には警察官が立っているけれど、野次馬はもういなかった。
その中に足を踏み入れようとしたら、近くにいた警察官に止められた。
「あの、ここに住んでいるものなのですが…」
わたしがそう言ったら警察官はメモ帳を確認して、
「105号室の斎藤ゆめの(サイトウユメノ)さんですか?」
と、聞いてきた。
「はい、そうです」
わたしは首を縦に振ってうなずいた。
警察官に案内されるように自分の部屋の前に行ったら、わたしはその場に立ちすくむことしかできなかった。
ただわかるのは周りには消防車が止まっていて、現場検証のために防火服を着た消防官たちが中を出入りしていると言うことだけである。
立ち入り禁止と書かれているロープの前には警察官が立っているけれど、野次馬はもういなかった。
その中に足を踏み入れようとしたら、近くにいた警察官に止められた。
「あの、ここに住んでいるものなのですが…」
わたしがそう言ったら警察官はメモ帳を確認して、
「105号室の斎藤ゆめの(サイトウユメノ)さんですか?」
と、聞いてきた。
「はい、そうです」
わたしは首を縦に振ってうなずいた。
警察官に案内されるように自分の部屋の前に行ったら、わたしはその場に立ちすくむことしかできなかった。