Happy?~結婚生活は甘くて危険がいっぱいです~
昼休みになった。

俺は休憩所に行くと、斎藤ゆめのが作ってくれた弁当を広げた。

「ああ、今日も美味そうだな…」

そう呟いてペットボトルのお茶に手を伸ばそうとしたら、
「村雨さーん!」

玉村が勢いよく俺の隣に座ってきた。

騒々しい…。

そして、今朝無視したのにも関わらずめげない彼に見あげた根性を感じた。

こいつの親の顔が見てみたい…。

俺の心の中に気づいているのか気づいていないのか、
「村雨さん、やりましたよ!」

玉村が嬉しそうに声をかけてきた。

「何を?」

邪魔されたのと騒々しいのとで不機嫌そうに聞き返したら、
「あれ、奥さんから何も聞いてないんですか?」

玉村は不思議そうな顔で聞き返してきた。
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