Happy?~結婚生活は甘くて危険がいっぱいです~
7・嵐を呼んできたお母さん!?
「…それで?」
敬子が聞いてきた。
七夕祭りから数日が経ったその日、わたしは敬子の店を訪ねていた。
「それでも何も、これが全部だよ」
そう言ったわたしに、
「つまり…早い話が、契約の旦那様を好きになってしまったと言うことね」
敬子はやれやれと言うように息を吐いた。
「そんなはっきりと言わないでよ~!」
情けない声で嘆いたわたしに、
「だって、あんたが言ったことはそれじゃないのよ」
敬子は呆れたように言い返したのだった。
村雨さんと七夕祭りに出かけたその日、わたしは気づいてしまったのだ。
自分が彼に抱えている気持ちに気づいてしまったのだ。
わたしは、村雨さんを好きになってしまった。
敬子が聞いてきた。
七夕祭りから数日が経ったその日、わたしは敬子の店を訪ねていた。
「それでも何も、これが全部だよ」
そう言ったわたしに、
「つまり…早い話が、契約の旦那様を好きになってしまったと言うことね」
敬子はやれやれと言うように息を吐いた。
「そんなはっきりと言わないでよ~!」
情けない声で嘆いたわたしに、
「だって、あんたが言ったことはそれじゃないのよ」
敬子は呆れたように言い返したのだった。
村雨さんと七夕祭りに出かけたその日、わたしは気づいてしまったのだ。
自分が彼に抱えている気持ちに気づいてしまったのだ。
わたしは、村雨さんを好きになってしまった。