それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「俺には彼女がいて、簡単に別れることができねぇ……っ」
あたしの時は簡単に別れたくせに。
なんて思うあたしは本当にいじわるだ。
「でも、亜実をすげぇ自分のものにしたいとか考えてる。めっちゃワガママだよな」
雄大が自嘲的に笑う。
「……雄大」
あたしも雄大の背中に腕を回す。
「俺、亜実に依存してる」
「……え?」
雄大の言葉に驚いてそれ以上の言葉が出てこなかった。
まさか、自分と同じ考えをしているなんて思わなくて、言葉に詰まる。
「離れなきゃダメか?」
「雄大が好きすぎて……辛い……」
あたしの言葉に雄大があたしを解放して、顔をのぞき込んでくる。
「亜実が笑ってないとダメなんだよ、俺」
「あたしこれからは笑って過ごすよ」
本当にそのつもりだった。
車に轢かれても、たいして重症にもならず助かった。
そんな生命をたいせつにしたい。
1日1日を大事に笑っていきたいんだ──
あたしの時は簡単に別れたくせに。
なんて思うあたしは本当にいじわるだ。
「でも、亜実をすげぇ自分のものにしたいとか考えてる。めっちゃワガママだよな」
雄大が自嘲的に笑う。
「……雄大」
あたしも雄大の背中に腕を回す。
「俺、亜実に依存してる」
「……え?」
雄大の言葉に驚いてそれ以上の言葉が出てこなかった。
まさか、自分と同じ考えをしているなんて思わなくて、言葉に詰まる。
「離れなきゃダメか?」
「雄大が好きすぎて……辛い……」
あたしの言葉に雄大があたしを解放して、顔をのぞき込んでくる。
「亜実が笑ってないとダメなんだよ、俺」
「あたしこれからは笑って過ごすよ」
本当にそのつもりだった。
車に轢かれても、たいして重症にもならず助かった。
そんな生命をたいせつにしたい。
1日1日を大事に笑っていきたいんだ──