それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「離れていたとしても、亜実が笑っていれば安心なんだよ」
「……雄大」
「笑ってなかったり、辛そうだと俺、もうだめなんだよ」
「……バカ」
自分で傷つけたくせに。
でも、そんなこともうどうだってよかった。
雄大の気持ちはたくさん伝わってきたから。
「でも、それが亜実を苦しめていたんだよな。ここにくるの今日が最後にするからお願いだから笑ってて」
あたしの頬を両手で包み込む。
「……うん」
「俺以外のやつと幸せになったっていい。笑ってさえいてくれればいいから」
「うん」
「本当は俺が笑わせたいんだけど。これはただのわがまま」
ふっと笑う。
「うん、笑う。笑うから大丈夫だよ」
どんなときも笑顔でいたい。
「亜実、俺は多分お前のことずっと好きだ」
「うん、あたしも……あたしもだよ」
これ以上誰かのことを好きになることなんてないだろう。
これから先、誰に出会ってもこの恋を超えることはないだろう。
「ありがとう。亜美」
あたしに最後の口付けをして、病室から去っていった。
「……雄大」
「笑ってなかったり、辛そうだと俺、もうだめなんだよ」
「……バカ」
自分で傷つけたくせに。
でも、そんなこともうどうだってよかった。
雄大の気持ちはたくさん伝わってきたから。
「でも、それが亜実を苦しめていたんだよな。ここにくるの今日が最後にするからお願いだから笑ってて」
あたしの頬を両手で包み込む。
「……うん」
「俺以外のやつと幸せになったっていい。笑ってさえいてくれればいいから」
「うん」
「本当は俺が笑わせたいんだけど。これはただのわがまま」
ふっと笑う。
「うん、笑う。笑うから大丈夫だよ」
どんなときも笑顔でいたい。
「亜実、俺は多分お前のことずっと好きだ」
「うん、あたしも……あたしもだよ」
これ以上誰かのことを好きになることなんてないだろう。
これから先、誰に出会ってもこの恋を超えることはないだろう。
「ありがとう。亜美」
あたしに最後の口付けをして、病室から去っていった。