それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「あの時亜実に声掛けてよかったよ」
「うん、声掛けてくれなかったら今のあたしたちないもんね!」
──雄大とも出会っていなかった。
二年前の入学式。
クラスに同じ中学の子がいなくて、一人でいたあたしに香莉菜が声をかけてくれた。
『あたし麦田香莉菜!よろしくね』
元気な笑顔で自己紹介をしてくれて、すぐそこに運命の出会いが待っていた。
『香莉菜!』
ホームルームが終わったと同じくらいに、教室のドアから元気な男の子の声。
『あれー昌也はー?』
声の主に気づいて香莉菜が少し大きめの声で話す。
近くにいけばいいのにって思ったよね。
『担任に呼ばれたから代わりに迎えにきてやった!』
香莉菜の席まで歩きながら、元気に話す男の子に少しあっけにとられた。
『誰、こいつ』
香莉菜の横で、ぽかーんとあっけにとられてるあたしに雄大はしかめっ面。
『こいつってなによ!』
「うん、声掛けてくれなかったら今のあたしたちないもんね!」
──雄大とも出会っていなかった。
二年前の入学式。
クラスに同じ中学の子がいなくて、一人でいたあたしに香莉菜が声をかけてくれた。
『あたし麦田香莉菜!よろしくね』
元気な笑顔で自己紹介をしてくれて、すぐそこに運命の出会いが待っていた。
『香莉菜!』
ホームルームが終わったと同じくらいに、教室のドアから元気な男の子の声。
『あれー昌也はー?』
声の主に気づいて香莉菜が少し大きめの声で話す。
近くにいけばいいのにって思ったよね。
『担任に呼ばれたから代わりに迎えにきてやった!』
香莉菜の席まで歩きながら、元気に話す男の子に少しあっけにとられた。
『誰、こいつ』
香莉菜の横で、ぽかーんとあっけにとられてるあたしに雄大はしかめっ面。
『こいつってなによ!』