それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「……あ」
スマホが震えているので、制服のポケットから取り出して机の下でこっそり見る。
LINEの通知には〝春樹〟と書かれてて、つい顔が綻ぶ。
〝今日会える?デートしようよっ!〟
〝今日は6時間授業だから終わるの15時くらいだけど大丈夫?〟
〝うん!大丈夫!じゃあ、終わる頃に学校まで迎えに行くね!〟
〝はーい!〟
そう返して、ポケットにスマホをしまう。
春樹からのLINEに胸が暖かくなった。
やっぱり春樹はあたしに幸せをもたらせてくれる天才だ。
いま、雄大のことでなんとなく気持ちが萎んでいたからタイミングまでバッチリ。
春樹はエスパーなのだろうか。
「……春樹?」
スマホをポケットしまうと、雄大にそう聞かれる。
「……うん」
「羨ましいな」
寂しそうに呟く雄大。
「え?」
「俺もLINEしたい」
突然、そんなことを言い出す。
「すればいいじゃん」
「していいの?」
「彼女にでしょ?別にすればいいじゃん」
雄大の顔を見ずに淡々と話す。
彼女のことなんかやっぱり話すのは辛いから。
スマホが震えているので、制服のポケットから取り出して机の下でこっそり見る。
LINEの通知には〝春樹〟と書かれてて、つい顔が綻ぶ。
〝今日会える?デートしようよっ!〟
〝今日は6時間授業だから終わるの15時くらいだけど大丈夫?〟
〝うん!大丈夫!じゃあ、終わる頃に学校まで迎えに行くね!〟
〝はーい!〟
そう返して、ポケットにスマホをしまう。
春樹からのLINEに胸が暖かくなった。
やっぱり春樹はあたしに幸せをもたらせてくれる天才だ。
いま、雄大のことでなんとなく気持ちが萎んでいたからタイミングまでバッチリ。
春樹はエスパーなのだろうか。
「……春樹?」
スマホをポケットしまうと、雄大にそう聞かれる。
「……うん」
「羨ましいな」
寂しそうに呟く雄大。
「え?」
「俺もLINEしたい」
突然、そんなことを言い出す。
「すればいいじゃん」
「していいの?」
「彼女にでしょ?別にすればいいじゃん」
雄大の顔を見ずに淡々と話す。
彼女のことなんかやっぱり話すのは辛いから。