それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「あぁ……信じてるよ」



ちゅっと触れるだけのキスを落とす。



「そうだ、これあげる」



ポケットからなにやら包み紙を出す。



「これ……?」


「開けてみてよ」


「うん」


包み紙を開けると、そこにはカラフルなブレスレットが紙袋から出てきた。
色んな色の石がついたブレスレット。



「え!すっごくかわいい!」



早速、腕に付けて春樹に見せる。



「思った通りだ。似合う」


「へへありがとう!」


「これからは俺がどんなときもそばにいるからさ」


「……春樹」


「大好きだよ」



今度はさっきよりも深い口付けになる。



「なんか、止まらなくなりそうだから今日は帰るか」


「……なに、言ってるの」


「俺、高3からしてないから止まんなくなるからね」



なんて冗談ぽく言って、笑ってる。



「バカ……」


「急がないからさ」



あたしの頭を撫でて車を走らせる。


でも、いつか。
そういう時が来るんだろうなと、手首につけたブレスレットに触れながら思った。

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