それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「さっきの子、雄大となにか関係あるの?」
いつの間にか下から上がってきていた香莉菜が口を開く。
「亜実、雪……って名前わかんねぇ?」
「え……?」
聞いたことがあるようなないような。
でも、記憶にはあまり残っていない。
だから、首を横に振る。
「まぁ、亜実の記憶から消したい情報だよな」
「……記憶?」
あたしは以前にあの子の名前を聞いたことがあったのだろうか。
多分、あったとしたら雄大絡みなのだろう。
「あのな……「やめろ!」
口を開きかけた昌也の肩を掴んで、春樹が制止させる。
「どうして……」
春樹が隠したがる理由がわからなかった。
「さっきの子がなんだっていうの?」
「兄ちゃんが何も言ってくれねぇと、俺にもわからねぇよ」
昌也が辛そうな顔になる。
「……浮気なんてしてない」
ポツリと春樹が呟く。
「じゃあ……教えてよ」
「教えたら……亜実はもう俺のそばにいてくれなくなるよ」
「……っ、やっぱり浮気したんでしょ!?」
じゃないと、こんなに隠そうとするわけがない。
いつの間にか下から上がってきていた香莉菜が口を開く。
「亜実、雪……って名前わかんねぇ?」
「え……?」
聞いたことがあるようなないような。
でも、記憶にはあまり残っていない。
だから、首を横に振る。
「まぁ、亜実の記憶から消したい情報だよな」
「……記憶?」
あたしは以前にあの子の名前を聞いたことがあったのだろうか。
多分、あったとしたら雄大絡みなのだろう。
「あのな……「やめろ!」
口を開きかけた昌也の肩を掴んで、春樹が制止させる。
「どうして……」
春樹が隠したがる理由がわからなかった。
「さっきの子がなんだっていうの?」
「兄ちゃんが何も言ってくれねぇと、俺にもわからねぇよ」
昌也が辛そうな顔になる。
「……浮気なんてしてない」
ポツリと春樹が呟く。
「じゃあ……教えてよ」
「教えたら……亜実はもう俺のそばにいてくれなくなるよ」
「……っ、やっぱり浮気したんでしょ!?」
じゃないと、こんなに隠そうとするわけがない。