それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
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「亜実」
病室で本を読んでると、そんな声が聞こえて慌ててドアの方に目をやる。
「雄大!」
大好きな人の姿に自然と笑顔になる。
「ちゃんとご飯たべたか?」
雄大の後ろからひょっこりと顔を見せたのは春樹。
「ありがとう。連れて来てくれたんだね」
「言ったろ?亜実が元気になるならなんでもするって」
「……うん」
目が覚めてから3日が経った。
春樹は毎日のように仕事のあとにきてくれる。
いまだ、春樹のことは思い出せない。
お医者さんが言うには、何らかのショックで一部の記憶がなくなっているって。
でも、一部と言っても春樹のことだけ。
他は覚えている。
雄大と付き合ってる頃から春樹のことを知っていたみたいだけど、出会ったことすら記憶にない。
あたしはどうして好きでもないのに、春樹と付き合おうとしたのだろうか。
「亜実」
病室で本を読んでると、そんな声が聞こえて慌ててドアの方に目をやる。
「雄大!」
大好きな人の姿に自然と笑顔になる。
「ちゃんとご飯たべたか?」
雄大の後ろからひょっこりと顔を見せたのは春樹。
「ありがとう。連れて来てくれたんだね」
「言ったろ?亜実が元気になるならなんでもするって」
「……うん」
目が覚めてから3日が経った。
春樹は毎日のように仕事のあとにきてくれる。
いまだ、春樹のことは思い出せない。
お医者さんが言うには、何らかのショックで一部の記憶がなくなっているって。
でも、一部と言っても春樹のことだけ。
他は覚えている。
雄大と付き合ってる頃から春樹のことを知っていたみたいだけど、出会ったことすら記憶にない。
あたしはどうして好きでもないのに、春樹と付き合おうとしたのだろうか。