それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「でも、ひとつだけ」
腕についてるブレスレットにてを触れる。
不思議ともう嫌悪感はなかった。
「なに?」
「このブレスレットは俺があげたんだよ」
「……っ」
雄大にもらった記憶がない理由がわかった。
もらったのは春樹からだったんだから。
そんな言葉を春樹に言ってしまったことにすごく後悔した。
あの時、春樹はどんな気持ちだったんだろう。
そして、何を言われても優しく笑えるのはなんでだろう。
「……ごめん」
「覚えてなかったものは仕方ないだろ」
絶対に傷ついてるはずのに。
春樹はどこまでも優しい。
「俺はまだ希望持ってるから」
「希望?」
「うん、絶対に思い出してくれるって。だから、俺は毎日来るよ。覚えてないとしても俺は別れてないからな」
「春樹……」
付き合った記憶なんてないし、突っぱねたかった。
でも、なぜかそんなことできなかった。
それは、記憶のあったあたしの意思なのかもしれない。
あたしにとって、春樹はどんな存在だったのだろうか。
腕についてるブレスレットにてを触れる。
不思議ともう嫌悪感はなかった。
「なに?」
「このブレスレットは俺があげたんだよ」
「……っ」
雄大にもらった記憶がない理由がわかった。
もらったのは春樹からだったんだから。
そんな言葉を春樹に言ってしまったことにすごく後悔した。
あの時、春樹はどんな気持ちだったんだろう。
そして、何を言われても優しく笑えるのはなんでだろう。
「……ごめん」
「覚えてなかったものは仕方ないだろ」
絶対に傷ついてるはずのに。
春樹はどこまでも優しい。
「俺はまだ希望持ってるから」
「希望?」
「うん、絶対に思い出してくれるって。だから、俺は毎日来るよ。覚えてないとしても俺は別れてないからな」
「春樹……」
付き合った記憶なんてないし、突っぱねたかった。
でも、なぜかそんなことできなかった。
それは、記憶のあったあたしの意思なのかもしれない。
あたしにとって、春樹はどんな存在だったのだろうか。