それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「大丈夫。浮気とかそーいうんじゃなから」
春樹の代わりに昌也が答える。
「兄ちゃん、話しなよ」
春樹の肩をポンッと叩く。
「話さないとだよな……」
ふぅっと春樹が一息つく。
そんなに話したくないことなのだろうか。
春樹の表情は曇っていく一方だ。
「雪は、昌也の中学のときの一つ下の後輩」
「後輩……?」
ちらっと昌也を見ると、昌也もこくんと頷く。
「昌也の部活なマネージャーだったんだけど、そいつに俺は脅されて……」
「脅され……?」
どうしてまったく学校もかぶってないはずの春樹が脅される必要があるのだろうか。
脅される意味がわからない。
「付き合わないと、亜実がどうなってもいいのかって」
「え……?」
突然出てきた自分の名前に頭の中に疑問符が並ぶ。
あたしはあの子のこと知らないのに。
「亜実に何か危害が及ぶくらいなら、雪ちゃんと付き合った方がいいと思って」
「馬鹿だなー。兄ちゃん」
春樹の言葉に昌也がはぁっと盛大なため息をつく。
春樹の代わりに昌也が答える。
「兄ちゃん、話しなよ」
春樹の肩をポンッと叩く。
「話さないとだよな……」
ふぅっと春樹が一息つく。
そんなに話したくないことなのだろうか。
春樹の表情は曇っていく一方だ。
「雪は、昌也の中学のときの一つ下の後輩」
「後輩……?」
ちらっと昌也を見ると、昌也もこくんと頷く。
「昌也の部活なマネージャーだったんだけど、そいつに俺は脅されて……」
「脅され……?」
どうしてまったく学校もかぶってないはずの春樹が脅される必要があるのだろうか。
脅される意味がわからない。
「付き合わないと、亜実がどうなってもいいのかって」
「え……?」
突然出てきた自分の名前に頭の中に疑問符が並ぶ。
あたしはあの子のこと知らないのに。
「亜実に何か危害が及ぶくらいなら、雪ちゃんと付き合った方がいいと思って」
「馬鹿だなー。兄ちゃん」
春樹の言葉に昌也がはぁっと盛大なため息をつく。