それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「わかんねーよ。亜実だってどうして雄大なのか言える?」
「言えないね」
どんなに傷つけられたって、雄大の事が好きだ。
「雄大が亜実のそばにいるならあきらめる」
「え?」
「でも、いないんだよ」
「……っ」
春樹のコトバが胸に突き刺さる。
わかってる。
雄大があたしのそばにはいてくれないってこと。
雄大があたしのこと、少しは好きだってわかってる。
でも、戻って来てくれないってことは雄大の気持ちはここにはない。
「いつか、雄大が亜実のそばに来たいって言ったら、俺は離れるから」
「春樹……」
「だから、それまで亜実のそばにいさせてくれ」
もう、本当にバカだ。
こんなほかの人を想っている女に最大限の愛を降り注いでくれる。
あたしはこの人の手を取りたい。
大切にしたい場所だっておもった。
「ありがとう。よろしくね」
素直に春樹の手を握った。
雄大があたしのところに来ることなんて、一生ないかもしれない。
あたしはそれでも雄大が好きなんだと思う。
それをきちんと受け止めてくれるこの人と、あたしは一緒にいるって決めた。
「言えないね」
どんなに傷つけられたって、雄大の事が好きだ。
「雄大が亜実のそばにいるならあきらめる」
「え?」
「でも、いないんだよ」
「……っ」
春樹のコトバが胸に突き刺さる。
わかってる。
雄大があたしのそばにはいてくれないってこと。
雄大があたしのこと、少しは好きだってわかってる。
でも、戻って来てくれないってことは雄大の気持ちはここにはない。
「いつか、雄大が亜実のそばに来たいって言ったら、俺は離れるから」
「春樹……」
「だから、それまで亜実のそばにいさせてくれ」
もう、本当にバカだ。
こんなほかの人を想っている女に最大限の愛を降り注いでくれる。
あたしはこの人の手を取りたい。
大切にしたい場所だっておもった。
「ありがとう。よろしくね」
素直に春樹の手を握った。
雄大があたしのところに来ることなんて、一生ないかもしれない。
あたしはそれでも雄大が好きなんだと思う。
それをきちんと受け止めてくれるこの人と、あたしは一緒にいるって決めた。