それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
『参ったな……』
電話越しの春樹は深くため息をつく。
「春樹……」
教えて欲しい。
なにがあったのか。
『俺からは言うことができない』
「え……?じゃあ、誰が……?」
『亜実のご両親に聞いてご覧』
「え……?」
予想外の言葉だった。
たしかに、お父さんには反対をされたいけど。
でも、その理由は春樹も分からなかったはずだ。
今日、お父さんが春樹を追いかけたけど、その時になにか話した?
『きちんと聞いて、亜実に判断してほしい。俺の気持ちは変わらないから』
「うん……」
春樹の気持ちが変わったわけではなかった。
でも、その理由がわからなくて、胸のモヤモヤがとれないままだった。
「聞かなくちゃだめ?」
なんとなく、聞くのが怖かった。
なんでかはわからないけど。
『うん。俺だけ知ってて、付き合うわけにはいかないから。きちんと亜実にも知って欲しいんだ』
「わかった……」
聞かなきゃなにも始まらないってことだ。
あたしは固く決意をして、椅子から立ち上がった。
電話越しの春樹は深くため息をつく。
「春樹……」
教えて欲しい。
なにがあったのか。
『俺からは言うことができない』
「え……?じゃあ、誰が……?」
『亜実のご両親に聞いてご覧』
「え……?」
予想外の言葉だった。
たしかに、お父さんには反対をされたいけど。
でも、その理由は春樹も分からなかったはずだ。
今日、お父さんが春樹を追いかけたけど、その時になにか話した?
『きちんと聞いて、亜実に判断してほしい。俺の気持ちは変わらないから』
「うん……」
春樹の気持ちが変わったわけではなかった。
でも、その理由がわからなくて、胸のモヤモヤがとれないままだった。
「聞かなくちゃだめ?」
なんとなく、聞くのが怖かった。
なんでかはわからないけど。
『うん。俺だけ知ってて、付き合うわけにはいかないから。きちんと亜実にも知って欲しいんだ』
「わかった……」
聞かなきゃなにも始まらないってことだ。
あたしは固く決意をして、椅子から立ち上がった。