それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「春樹が亜実のこと、一目みて好きになったときはびっくりしたんだけどね、もしかしたら兄妹だから惹かれてたのかもしれないね」
「そうなのかな……」
たしかに、春樹からみてあたしはまだまだ子供だと思う。
すでに社会人の彼にしてみたら、あたしのやることなんてすべて子供っぽいと思う。
同じ会社にでも、もっと春樹にあう人はいるはずだ。
なのに、あたしを選んでくれたのは兄妹だからどこかで惹かれてたのかもしれない。
「あたし、やっぱり雄大が好きだ」
「もしかして、来る途中にでも思い出してた?」
「え……?」
図星をつかれて、きょとんとしてしまう。
「歩いてる亜実、とても幸せそうな顔してた」
「え、本当に?」
幸せな記憶を思い出してたからかもしれない。
「とても、付き合っていた人と兄妹だったことをさっき知らされた人のように見えなかったわ」
「なっ……!」
「うそうそ。でも、やっぱり雄大なんだね。亜実に幸せを与えるのは」
「……っ」
あたしのクスリは、誰でもない。
春樹でもない。
雄大がやっぱりあたしの幸せの源なんだって、わかってる。
「そうなのかな……」
たしかに、春樹からみてあたしはまだまだ子供だと思う。
すでに社会人の彼にしてみたら、あたしのやることなんてすべて子供っぽいと思う。
同じ会社にでも、もっと春樹にあう人はいるはずだ。
なのに、あたしを選んでくれたのは兄妹だからどこかで惹かれてたのかもしれない。
「あたし、やっぱり雄大が好きだ」
「もしかして、来る途中にでも思い出してた?」
「え……?」
図星をつかれて、きょとんとしてしまう。
「歩いてる亜実、とても幸せそうな顔してた」
「え、本当に?」
幸せな記憶を思い出してたからかもしれない。
「とても、付き合っていた人と兄妹だったことをさっき知らされた人のように見えなかったわ」
「なっ……!」
「うそうそ。でも、やっぱり雄大なんだね。亜実に幸せを与えるのは」
「……っ」
あたしのクスリは、誰でもない。
春樹でもない。
雄大がやっぱりあたしの幸せの源なんだって、わかってる。