それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「んー……」
ポケットに入っているスマホを見てみるけと、春樹からの着信やLINEはなかった。
いつも、こうして遅くなってしまうあたしを心配して連絡をくれるんだけど、今日は残業なのかもしれない。
「電話?」
「うん、でも出ないや」
まだ仕事中なのかもしれない。
春樹に電話をしてみたけれど、コール音のみ。
「途中まで一緒に帰ろうぜ」
「……うん」
思わず一緒に帰れることになって、胸が踊る。
「亜実と帰るの久しぶりだな」
「そだね」
2人で並んで、校舎から出る。
「亜実さ、春樹とはまだ続いてんの?」
「続いてるよ」
春樹とは兄妹だ。
でも、関係は変わらない。
あの日以来、キスもするし体を重ねることもする。
「兄妹なんだろ?」
「……うん」
昌也がポロッと雄大に言ってしまったと言っていた。
別に気にならなかった。
春樹としていることに、悪いなんて感情はなかった。
ポケットに入っているスマホを見てみるけと、春樹からの着信やLINEはなかった。
いつも、こうして遅くなってしまうあたしを心配して連絡をくれるんだけど、今日は残業なのかもしれない。
「電話?」
「うん、でも出ないや」
まだ仕事中なのかもしれない。
春樹に電話をしてみたけれど、コール音のみ。
「途中まで一緒に帰ろうぜ」
「……うん」
思わず一緒に帰れることになって、胸が踊る。
「亜実と帰るの久しぶりだな」
「そだね」
2人で並んで、校舎から出る。
「亜実さ、春樹とはまだ続いてんの?」
「続いてるよ」
春樹とは兄妹だ。
でも、関係は変わらない。
あの日以来、キスもするし体を重ねることもする。
「兄妹なんだろ?」
「……うん」
昌也がポロッと雄大に言ってしまったと言っていた。
別に気にならなかった。
春樹としていることに、悪いなんて感情はなかった。