それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「だってさー、校舎も別になっちゃったしさー!会うの久しぶりだから」
「まったく、相変わらずなんだから……」
「あたしの存在消さないでよね」
ゆうたんが笑いながら和樹の肩を叩く。
「遊莉は同じクラスだし、毎日会ってんじゃん」
「あ、2人同じクラスか」
「そうだよ、亜実と一緒がよかったよ」
ぶーっと不満そうな顔をする和樹だけど、ゆうたんと仲がいいのはわかっている。
2人の仲の良さだから、こうして言い合えるんだ。
「亜実たん、元気になってよかった」
「へへ、ありがと」
和樹のおかげで少し気を紛らわすことができた。
「和樹!席取ったから早く来いよ!」
授業にも身が入りそうと安心したのもつかの間。
誰の声かなんて、背中を向けていてもわかる。
雄大の声は見なくたって誰だかわかるよ。
「一緒に……座れねぇな」
和樹が残念そうに苦笑いをする。
「和樹」
雄大があたしのことなんか気にも留めてないように、こちらに歩いてくる。
「まったく、相変わらずなんだから……」
「あたしの存在消さないでよね」
ゆうたんが笑いながら和樹の肩を叩く。
「遊莉は同じクラスだし、毎日会ってんじゃん」
「あ、2人同じクラスか」
「そうだよ、亜実と一緒がよかったよ」
ぶーっと不満そうな顔をする和樹だけど、ゆうたんと仲がいいのはわかっている。
2人の仲の良さだから、こうして言い合えるんだ。
「亜実たん、元気になってよかった」
「へへ、ありがと」
和樹のおかげで少し気を紛らわすことができた。
「和樹!席取ったから早く来いよ!」
授業にも身が入りそうと安心したのもつかの間。
誰の声かなんて、背中を向けていてもわかる。
雄大の声は見なくたって誰だかわかるよ。
「一緒に……座れねぇな」
和樹が残念そうに苦笑いをする。
「和樹」
雄大があたしのことなんか気にも留めてないように、こちらに歩いてくる。